母の日に想う。時間は有限だからこそ

yayoi.M

2025年05月11日 14:28



大型連休後の土日。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

家族サービスに奮闘されたご家庭や、
沖縄だと特にサービス業の方はむしろGWは
お仕事繁忙期で、忙しさの後の休みでホッと
されている方も多いかもしれません。



その大型連休が終わると
今日は「母の日」ですね。

私は週末に姉とYoutubeの取材がてら
南部をぐるっと巡る機会があり、
取材と称して久しぶりに南部のドライブや
買い物にうってつけのお気に入りスポットも
色々周りまして、すっかり楽しんでしまいましたが。。。



※宮城姉妹Youtubeにて、姉が早速
「南城美術館【蜷川実花展】」の模様をアップして
くれました、宜しければ。。。





その時に、イキイキとした切り花が種類豊富な☆
私が個人的に大好きな「軽便駅かりゆし市」
農家さん直売所に立ち寄り
母の日ギフトのお花も買って帰りました。
母の仏壇にお供え用と、いつもお世話になっている
母のお姉さんお二人にも。

那覇へ戻ると、母の仏壇がある姉宅へ。
母が好きそうなピンクのツートンカラーの
可愛らしいカーネーションを仏壇に飾り
手を合わせました。



と、今では仏様となってしまった母も
恐らく姉妹二人のやり取りを見て
いつもの調子で笑っていただろうなと...

もぅ本当に姉宅が「カオス」で(苦笑)

姉はお花好きな母や私と全く異なり
昔から花植物の世話はあまり出来ない、興味無いタイプ。
(ついでに言うと、掃除片付けに対して積極的では
無いタイプ。私よりも汚れていて多少平気)

ですが姉の4歳の娘ちゃんは、
私や母同様お花好きなので、その娘ちゃんが
欲しいといって、私が渡してあげた
庭のお花を仏壇に飾っていたらしく、
私が母の日のお花を飾ってあげようと仏壇をみると
酷いホコリと共に、またまた「花のミイラ」が出てきて!
(その存在を忘れ、水もカラカラになってしまう
「花ミイラ事件」過去に既に2回あり)
もう言葉にならなくて、
「ちょっと!これはさすがに。。。」と見せると
姉は苦笑いしていました。

姉宅へは花を飾り、手を合わせて10分も係らずで
退散する予定が、結局仏壇や仏壇周りの掃除で30分。
その作業をしながらつい以前、母の介護を姉妹で
分担でやっていた日々の事を思い出してしまいました。

姉が結婚して新たな家庭を持ってからは
尚更その自然な流れで、母の生活周りでの介護は
実質私が仕事と何とか両立させながら見ている事が
多かったのですが、
姉妹の物理的な生活環境を抜きにしても
(姉が結婚していなくても、私が別にパートナーや
家庭があったとしても。。。)

恐らく性格や向き不向きの問題で、
母の食事や日々の生活周り、特に家の中の家事に関しては
私が担当するボリュームが必然的に多くなっていただろうなと。
というのも、喧嘩まではいかなくても
母も最初は笑いつつも後半は姉が提供する食事や
家事フォローのやり方に呆れていました(苦笑) 

姉同様「元気」な方のお世話だったら良かったんだと
思いますが、その当時の姉の性格や状況では、
ご高齢の方向けの優しさや、ある程度繊細さが求められる
食事メニューや家事全般、難しかったんだと思います。

宅配弁当等、外部の力も色々お借りしていましたが、
金銭的な問題もあり、私が流石に仕事や疲れで出来なくて、
姉にも分担制でお願いすると、他の分野では姉が得意で
本当に助かる事も多いのですが、
「食事」と「母の身の回り品」に関する事では、
見かねて私が間に入るという事が結構ありましたね(苦笑)

もぅこれは最終的には嗜好性や相性の問題が
大きかったりしますからね。
野菜食べない人に、野菜が好きな人の食事の提供は
無理ですし。偶々、母が好きな物と私が好きな物が
似ていたり、「衣」「食」と
母の好みを把握していたのが私でしたので。

「あぁ、あの時さすがの母も呆れていたな~」

と、過去の色々な家族間のやり取りを思い出し、
更には母の仏壇に放置された「ミイラ花」を見て
一人笑ってしまいました。

その最中の時には
「外で仕事もして、家ではもっと大変で
ほぼ24時間体制。心身休まる事ない奴隷のような生活
いつまで続くのだろうか・・・」

と、今では考えられないような暗い顔で
母を支える事に疲弊していたのが4~5年前。

でも終わりは必ずやってくる。

そして今度は何とも言えない空虚感、喪失感
が襲ってくる。

ただ、今はこうやって笑う余裕もあって
楽しい思い出に変わるんだなと。
姉の宇宙人のような部分(笑)
豪快なユーモアに助けて貰いながら。

姉宅で掃除をした(笑)
正味30分間の時間の中で、
本当に色々な事を思いましたよね。
 
そうそう、私達の年齢的にもここ数年
身近な友人知人が家族との死別を経験する事が
多く、
いつも姉妹を応援してくれたり、楽しいイベントに
も誘ってくれたりもする姉妹共通の友人がいるのですが、
最近お父様を亡くされ、とても行動力ある明るい
彼ですが、内面はとても繊細な事も知っているので
会う機会がある時に少し話をしました。

元々持病があり、入退院を繰り返していましたが
そろそろ在宅で、家族で看ようと準備が整って
きた時に再び状況が悪くなり、空へと旅立たれた
そう。
あぁ、本人のタイミングで家族の想いもちゃんと
沢山受けとって、良い形で生涯を全うされたのだなと
話を伺い感じる事が出来ました。
私もその後仕事だったので、本当に話が出来たのは
5~10分間とわずかな時間でしたが、お互い話せて
良かったねと、その後メッセージでやり取りしました。

私ぐらいのアラフォー、アラフィフな年齢になりますと、
例えば今日のような「母の日」といったモチベーションは、
本来であればとても楽しい、お祝い要素の強い一日なのですが

”時間は有限である事”

”家族との関り方”

みたいな事もその人によっては、考えるきっかけ
になるような一日でもあるんですよね。

自身の最近の生活を振り返ってみた時にも

母の事については、その時に出来る事を精一杯
やったし、だからある程度悔いなく満足している
私が居る事も事実。

でも、その時にあまりにも120%で人の手も借りず
独りで抱え頑張り過ぎていたら
今こうやって笑って振り返る事なんて出来て
いませんでしたし、昔も今も「負」を背負い
自暴自棄になったまま孤立していたと思います。

大変な中でも仕事とのバランスを保ったり
素直に無理な時は無理と周囲に助けてもらったり、
助けを受け入れたり。
「共依存」や「共倒れ」にならないよう、
周りに何と思われようとも、自ら外へ出て風穴を
空けるような工夫をしたり…

一番大切にすべき事のベースはやはり自分。
健全でいられる自分自身の心身や生活。
それを無くして、いくら一番側にいて大事な
大好きな家族でも守れない。
ギスギスしてしまってお互いが気持ちよく居られない
し、支える事は出来ないという事を
晩年の母との生活、介護を通して本当に沢山学びました。

私は経験していませんが、
「育児」や「パートナーとの関係性」
でも似たような事が言えるのかもしれません。

母が居なくなってからの最初の母の日。
お陰様で、寂しいといった気持ちよりも
こうやってまた前を向いて日々楽しく
過ごせている事が、有難いなと感じますし。
過ぎた日の事を過去の出来事として笑い話
に変える事も出来てきている。

昨年まではゆとりが無く控える事も多かった
楽しいお誘いや外出、外に向けての行動も今年は
気持ち的にもし易く、人との交流も盛んで素直に楽しい、
嬉しいなって思いますし。


「母の日」に何か特別な事を
今日という日を活かして
普段中々言えない「ありがとう」を言葉やギフトで
示す事も良い母親孝行だと思いますが、

大半の世のお母さま方が思うであろう事、
一番嬉しい事は、命がけで産んだ我が子が
家族以外の人様からも愛され、
自力で奮闘しながらも心身健全に
にこやかに過ごせている事が何よりだと
思いますので、

その姿が示せていれば、特別なプレゼントや形に、
そこまで拘らなくても良いのかもしれないなって思います。

母の日に色々想った事、
昨年の母の日には無かった心境について綴って
みました。
皆様にとっても良い母の日で
ありますように☆ 

追記*
(言える立場では無いかもしれませんが)
頑張っている世のお母さま方、
あまり頑張り過ぎなくて良いですよ!
辛い時にはサボって下さい。手を抜いて下さい。
お母さん以外の他者との関りも大事ですし、
親が立派で完璧過ぎる事で、お子さんがプレッシャー
を感じたり、お子さんの学ぶ機会を奪って
しまう事もありますので。
お子さんはあなたの事一番見て解っていますから、
時には弱さもみせて、互いの成長の機会に
してしまって下さい☆



*5/23(金)~5/25(日)
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