2021年06月21日
血の繋がった家族であっても、別の人間であると思う気持ち

週末から3日間の今月のカウンセリングも
無事に終える事が出来ました。
ありがとうございました。
と、すっかり忘れていたのですが、昨日は
「父の日」」でしたね。
カウンセリングのお仕事を終えた後、
父の日である事を思い出し、慌てて近くのスーパーへ。
夕食を0から作る時間の余裕もなかったので、
ちょうど母と私の夕ご飯にもなれば良いなと
生前父が好きであった海の幸、「お寿司」を買って、
仏壇に供えてウートートー(手を合わせて祈る事)。
ちなみに、本当は仏壇が少しでも明るくなるような
仏花でも買おうかと、それに相応しいとされる
菊などを見ていましたら、1対、2束買っていたら
そこそこのお値段するんだなと驚きまして。
ほんの少し明るみを添えてあげたいなぐらいの
気持ちでしたので、1束買っても二つに別けられそうな
カーネーションを買って飾ると
(しかもまさかのピンクしか無い!笑、まるで母の日。。。)
キュートなお仏壇になりました(笑)
まぁ、娘からの愛情という事で、偶には良いでしょう。
そういえば、この父の日の事で思い出したのが、
2~3週間前に、母がちょっと面白い!?可笑しな
事を言っておりまして、とある日の朝、私が実家へ出向くと
母が普段滅多に見ない、今は亡き父の夢を見たと言うのです。
そして夢の中で父の姿を見るなり母は、
「私はまだ子供も居るし、可愛い孫も出来たし
やる事あるからね」と、言い放ち父の元から離れたのだそう(笑)
別にお迎えに来たわけでも無いでしょうに
(ただ声かけたかっただけかもしれないのに、、、苦笑)
まるで以前からの父と母の関係性を見ているようで
思わず笑ってしまいました。
そうそう、またこんな事ブログに書くと父に
「恥ずかしいから止めて」と言われそうですが、
以前は、父、母、姉、私という家族構成でしたが
約20年も前、私が学生の頃に父は持病が悪化し
思いもよらぬタイミングで、あっという間に亡くなりました。
しかしながらこの父というのが、
子煩悩で私達の事を思ってくれ、
愛情が無いわけではないという事は
知っていましたし。
根は優しくて、純粋で良い人なはずなのに、
中々上手く立ち回れない。
自分をコントロール出来ない人と言いますか、
本当に結婚当初から母も色々と疑問に感じる事が
あったようで、話を聴いていても良く離婚せず
耐えてくれていたなと思うぐらい、
結局本人の心の弱さから招いた事で、母も
とても苦労を強いられました。
これはとても不思議な感覚なのですが、
「私の父は何て生き方が下手な人なのだろう」と
幼心に思えたぐらい。
確か私が小学校中学年だったと思います。
お盆やクリスマスなど、行事がある時には
私達家族以外にも叔父叔母やいとこも集って
パーティしたり宴会のような楽しい場もあったのですが、
何故だか父に大好きなお酒が入ると、
言わなくても良い余計な事を親戚達の前で
言ってしまったり、空気が全く読めなくなったり
毎回周囲の人間にとっては、
良い楽しいお酒にはならない。
お酒が入っていない時でも、
お酒やパチンコ(スロット)など、何かに逃避する癖があり、
仕事もそこそこ恵まれた良い会社で
働けていたにも関わらず
私達姉妹が小学生になる頃には、ほぼ別居生活で、
ついには家庭にお金をいれなくなり、
後から色々と判明した所では、隠して消費者金融に借金を作ったり
(ギャンブル依存)その返済の為に親戚に迷惑をかけていたり、
かなりの問題児となってしまっていました。
と、母も体力的にもきつくなってくるような
年齢から、何とか子供達には不自由させたくないと必死に働き、父の尻ぬぐいも含め
大変な40後半〜50代を過ごしたと思います。
そんな父との関係。
以外と亡くなって後からの方が
父との距離感や関係性が良いような
不思議な感覚があるのです。
これは、良い事もそうでない事も
自分に正直に向き合う事が大前提ではありますが、
例え家族といえども、自分とは異なる別の人間である為、
家族だから助けたいと思う気持ちを持ちつつも
どこかで「別の人間だから別の考えを持っていたり、
別の生き方をしていてもそれは仕方の無い事だ」
と、良い意味で諦めたり、
「別の見方」をする事が出来たお陰です。
過去にもこの手の事をブログに綴っていますが、、、
これは、親子、夫婦、様々な家族との関係について
言える事だと思います。
中には全く性格も行動も理解出来ない
何かあった時だけその尻ぬぐいをしなければならない
辛い状況や環境下に居る方も少なくないでしょう。
家族だからという理由だけで、
自身の生活や労力を何かしら犠牲にして、こちらが望まない
人様に頭を下げたり、都度正しい方向に起動修正したり
対応しなければならない、
助けなければならないという状況は、
「家族だから」と解っていても、中々ストレスの係る
大変重いボランティア活動です。
家族の問題はどうしても世間体もあったり
日本のシステムの中では、先ずは家族内で
解決を行うべきと、外へ助けを求めたくても中々求め難いような
所もあり閉鎖的、排他的になりがちです。
人は何か問題や不安を感じた時には先ず近くの
人に相談すると思いますが、その近くの家族に問題があるような
状況であったり、相談出来るような人が周りに少ない場合、
どこへ相談して良いのか?解らない事もあります。
中には、その事で疲弊してしまって良いアイディアが
思い浮かばなかったり、ヘルプを外へ出す事すら出来ない
人もいるでしょう。
私が行うカウンセリングでも、家族間で問題が
生じた時に、然るべき機関や
専門の方、プロにご相談をしていても、
結局は当人同士の気持ちや心の問題という事で、
中々根本的な解決に至らず、悩まれたり苦しんでいらっしゃる方も
いらっしゃいます。
どのようなタイミングでどのような行動をとれば
良いのか?
こちらはどのような態度で接したら良いのか?
中々難しい問題ですが、
一つ言える事は、どれだけ家族の事で頭を悩ませても
家族だからとは言え、本人に代わって出来る事は
本当にとても限られた事でしかなく。
本人がやってみての結果の後であったり、
本人の意思がなければ良い手助けは出来ませんし、
中々思うような意思疎通が出来ない事もあると思います。
しかしこれはケースバイケースで、
例えば、認知症や身体の何かしらの疾患で本人と
中々意思の疎通が図れない場合でも、
その周りを囲む真っ当な人々の思いがあれば
本人の意と異なる判断や結果となっても
結果「良し」とされる場合も非常に多いです。
時期やタイミングに後押しされ、勇気と思いある行動の結果、
流れが一気に良い方向に変わる事もあります。
大事な事は、問題のある本人、
相手の意思を尊重しつつも
今居る立ち位置や環境を考えた時に、
本人以外の周りの人々や環境はどうだろうか?と考える、
視点を広げて見る事もとても大切で、家族間の問題というと
どうしても閉鎖的になりやすい物ですが、
そこを思い切って開放する事で、
流れが変わったり、良い方向へ動きだす事もある物です。
とにもかくにも、
一人で抱え込まず、話せる人、言える人に先ず相談
してみたり、素直にSOSを出すという事も
けして弱みを見せたり、迷惑をかける事でもなく、
必要な事ではないでしょうか?
特に実直に、真面目に物事と対当していたり、
歯を食いしばって頑張ってしまう方に
かけてあげたい言葉だなと思います。
「父の日」」でしたね。
カウンセリングのお仕事を終えた後、
父の日である事を思い出し、慌てて近くのスーパーへ。
夕食を0から作る時間の余裕もなかったので、
ちょうど母と私の夕ご飯にもなれば良いなと
生前父が好きであった海の幸、「お寿司」を買って、
仏壇に供えてウートートー(手を合わせて祈る事)。
ちなみに、本当は仏壇が少しでも明るくなるような
仏花でも買おうかと、それに相応しいとされる
菊などを見ていましたら、1対、2束買っていたら
そこそこのお値段するんだなと驚きまして。
ほんの少し明るみを添えてあげたいなぐらいの
気持ちでしたので、1束買っても二つに別けられそうな
カーネーションを買って飾ると
(しかもまさかのピンクしか無い!笑、まるで母の日。。。)
キュートなお仏壇になりました(笑)
まぁ、娘からの愛情という事で、偶には良いでしょう。
そういえば、この父の日の事で思い出したのが、
2~3週間前に、母がちょっと面白い!?可笑しな
事を言っておりまして、とある日の朝、私が実家へ出向くと
母が普段滅多に見ない、今は亡き父の夢を見たと言うのです。
そして夢の中で父の姿を見るなり母は、
「私はまだ子供も居るし、可愛い孫も出来たし
やる事あるからね」と、言い放ち父の元から離れたのだそう(笑)
別にお迎えに来たわけでも無いでしょうに
(ただ声かけたかっただけかもしれないのに、、、苦笑)
まるで以前からの父と母の関係性を見ているようで
思わず笑ってしまいました。
そうそう、またこんな事ブログに書くと父に
「恥ずかしいから止めて」と言われそうですが、
以前は、父、母、姉、私という家族構成でしたが
約20年も前、私が学生の頃に父は持病が悪化し
思いもよらぬタイミングで、あっという間に亡くなりました。
しかしながらこの父というのが、
子煩悩で私達の事を思ってくれ、
愛情が無いわけではないという事は
知っていましたし。
根は優しくて、純粋で良い人なはずなのに、
中々上手く立ち回れない。
自分をコントロール出来ない人と言いますか、
本当に結婚当初から母も色々と疑問に感じる事が
あったようで、話を聴いていても良く離婚せず
耐えてくれていたなと思うぐらい、
結局本人の心の弱さから招いた事で、母も
とても苦労を強いられました。
これはとても不思議な感覚なのですが、
「私の父は何て生き方が下手な人なのだろう」と
幼心に思えたぐらい。
確か私が小学校中学年だったと思います。
お盆やクリスマスなど、行事がある時には
私達家族以外にも叔父叔母やいとこも集って
パーティしたり宴会のような楽しい場もあったのですが、
何故だか父に大好きなお酒が入ると、
言わなくても良い余計な事を親戚達の前で
言ってしまったり、空気が全く読めなくなったり
毎回周囲の人間にとっては、
良い楽しいお酒にはならない。
お酒が入っていない時でも、
お酒やパチンコ(スロット)など、何かに逃避する癖があり、
仕事もそこそこ恵まれた良い会社で
働けていたにも関わらず
私達姉妹が小学生になる頃には、ほぼ別居生活で、
ついには家庭にお金をいれなくなり、
後から色々と判明した所では、隠して消費者金融に借金を作ったり
(ギャンブル依存)その返済の為に親戚に迷惑をかけていたり、
かなりの問題児となってしまっていました。
と、母も体力的にもきつくなってくるような
年齢から、何とか子供達には不自由させたくないと必死に働き、父の尻ぬぐいも含め
大変な40後半〜50代を過ごしたと思います。
そんな父との関係。
以外と亡くなって後からの方が
父との距離感や関係性が良いような
不思議な感覚があるのです。
これは、良い事もそうでない事も
自分に正直に向き合う事が大前提ではありますが、
例え家族といえども、自分とは異なる別の人間である為、
家族だから助けたいと思う気持ちを持ちつつも
どこかで「別の人間だから別の考えを持っていたり、
別の生き方をしていてもそれは仕方の無い事だ」
と、良い意味で諦めたり、
「別の見方」をする事が出来たお陰です。
過去にもこの手の事をブログに綴っていますが、、、
2020/11/21
2021/02/02
これは、親子、夫婦、様々な家族との関係について
言える事だと思います。
中には全く性格も行動も理解出来ない
何かあった時だけその尻ぬぐいをしなければならない
辛い状況や環境下に居る方も少なくないでしょう。
家族だからという理由だけで、
自身の生活や労力を何かしら犠牲にして、こちらが望まない
人様に頭を下げたり、都度正しい方向に起動修正したり
対応しなければならない、
助けなければならないという状況は、
「家族だから」と解っていても、中々ストレスの係る
大変重いボランティア活動です。
家族の問題はどうしても世間体もあったり
日本のシステムの中では、先ずは家族内で
解決を行うべきと、外へ助けを求めたくても中々求め難いような
所もあり閉鎖的、排他的になりがちです。
人は何か問題や不安を感じた時には先ず近くの
人に相談すると思いますが、その近くの家族に問題があるような
状況であったり、相談出来るような人が周りに少ない場合、
どこへ相談して良いのか?解らない事もあります。
中には、その事で疲弊してしまって良いアイディアが
思い浮かばなかったり、ヘルプを外へ出す事すら出来ない
人もいるでしょう。
私が行うカウンセリングでも、家族間で問題が
生じた時に、然るべき機関や
専門の方、プロにご相談をしていても、
結局は当人同士の気持ちや心の問題という事で、
中々根本的な解決に至らず、悩まれたり苦しんでいらっしゃる方も
いらっしゃいます。
どのようなタイミングでどのような行動をとれば
良いのか?
こちらはどのような態度で接したら良いのか?
中々難しい問題ですが、
一つ言える事は、どれだけ家族の事で頭を悩ませても
家族だからとは言え、本人に代わって出来る事は
本当にとても限られた事でしかなく。
本人がやってみての結果の後であったり、
本人の意思がなければ良い手助けは出来ませんし、
中々思うような意思疎通が出来ない事もあると思います。
しかしこれはケースバイケースで、
例えば、認知症や身体の何かしらの疾患で本人と
中々意思の疎通が図れない場合でも、
その周りを囲む真っ当な人々の思いがあれば
本人の意と異なる判断や結果となっても
結果「良し」とされる場合も非常に多いです。
時期やタイミングに後押しされ、勇気と思いある行動の結果、
流れが一気に良い方向に変わる事もあります。
大事な事は、問題のある本人、
相手の意思を尊重しつつも
今居る立ち位置や環境を考えた時に、
本人以外の周りの人々や環境はどうだろうか?と考える、
視点を広げて見る事もとても大切で、家族間の問題というと
どうしても閉鎖的になりやすい物ですが、
そこを思い切って開放する事で、
流れが変わったり、良い方向へ動きだす事もある物です。
とにもかくにも、
一人で抱え込まず、話せる人、言える人に先ず相談
してみたり、素直にSOSを出すという事も
けして弱みを見せたり、迷惑をかける事でもなく、
必要な事ではないでしょうか?
特に実直に、真面目に物事と対当していたり、
歯を食いしばって頑張ってしまう方に
かけてあげたい言葉だなと思います。
Posted by yayoi.M at 16:28
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